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『祝村ヴィンヤード歳時記』(第6号 6・7月 夏期剪定・除葉・摘房)


シャトー・メルシャン ビジターセンターの中村です。
2017年の6月から7月は空梅雨と言える降水量の少なさで、ブドウ樹の成長も心配されましたが、祝村ヴィンヤードのブドウ樹は本格的な夏のシーズンを迎えた7月下旬も順調に生育を続けています。


今号では6月から7月のブドウ樹の成長に伴う畑での様々な作業についてお伝えいたします。


「夏期剪定」とはブドウ樹の枝の先端を垣根最上段の適切な位置で切る(剪定する)作業で、各品種の成長度合いに応じて行われるので、2017年は6月から7月にかけて行われました。
垣根式の栽培でのブドウ樹は枝を上に伸ばしますが、支えとなる垣根の最上段の針金(ワイヤー)よりも上に伸びます。枝が伸びすぎて垂れ下がることで下部の葉の光合成を妨げることになります。夏期剪定作業を行うことでブドウ樹は、実への栄養分の蓄積へと成長の力を向けることができるのです。
夏期剪定の後、少しすっきりとした様に見える祝村ヴィンヤードですが、ブドウ樹は葉の充実と実の成長が促進されていきます。
この作業(期間)を通じて各品種の成長度合いの違いが、ブドウ品種の多様性を改めて再認識させてくれます。


  
[夏期剪定前(7月30日撮影)]   [夏期剪定後(7月30日撮影)]


7月に入り、ブドウ樹は順調に成長し、「除葉」や「摘房」の作業が必要な時期を迎えました。
「除葉」とは、房周りの葉を取り除く作業です。風通しを良くし、また日光を当てることで健全な育成を促します。樹の全体や枝にある房を見ながらどの程度の葉を取り除くかを考えて行います。
「摘房」とは、結実後の房を適切な数に調整をする作業のことです。ブドウ樹の一本の枝にある複数の房を適切な数へ制限することで、残した房に糖・香りの成分をより凝縮させる効果があります。また収穫した果実から作るワインはより良いものになります。


7月9日(日)に応募当選されましたお客様により除葉体験会が行われました。ご参加いただいたお客様による体験作業を終えた祝村ヴィンヤード内のブドウ樹はすっきりとした姿になり、房の健全な育成のための準備が整いました。除葉体験会当日にご参加いただいたお客様には、暑い中での作業でしたがワイン用のブドウ畑やワインについて、より身近に感じていただけたことかと思います。


  
[除葉体験会の様子(7月9日撮影)]


  
[除葉作業前]   [除葉作業後]


次号では、「ヴェレーゾン(ブドウの色づき・成熟)」についてお伝えいたします。
夏の休日を山梨・勝沼のシャトー・メルシャン ワインギャラリーで過ごしてみてはいかがでしょうか。
シャトー・メルシャンへのご来場、スタッフ一同お待ちしております。

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