ワイナリーレポート

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『城の平ヴィンヤード収穫レポート』


勝沼栽培課、園田です。
2017年の収穫が間もなく終わろうとしています。ここまで今年の収穫は我々にとって、とても特別なものとなりました。


※城の平ヴィンヤード 収穫風景


...振り返れば昨年2016年、わくわくするほど順調に生育して収穫を間近に控えていたブドウ達は、一転、9月上旬から10月半ばまでほどんど陽の差すことのない記録的な雨に遭遇し無残にも目の前で次々と傷んでいきました。
この様に、昨年のミレジムは我々栽培課員それぞれの心に大きな傷を与えて過ぎました。そしてその時、何としても来年2017年はいいブドウを収穫してやろう!笑顔で収穫を終わらせてやろう!と、みなで強く誓いあったのです。


今年2017年、病気に打ち勝つ風通しの良い環境づくり、そして仮に少ない日差しとなってしまってもブドウの樹が充分力を発揮できる樹形づくり、日照りや湿潤に耐えるための草生の改良など、昨年の悔しさをバネに細やかな改良から大きな改善まで、一丸となって取り組みました。
天はこの想いを汲んでくれたのでしょうか。ブドウの樹は6月の日照り、8月の天候不順を乗り越え、今穏やかな秋の日差しの中、果実は健全で適熟な滋味豊かな食味を呈しています。例年に比べ各品種とも収穫は2週間ほど遅れていますが、果実はとても健全です。


※城の平シラー、山梨の中でも標高のある城の平ならではの、スパイシーさと適熟に達した滋味豊かな味わいを感じます


※城の平カベルネ・フラン、健全な証拠であるブルームがしっかりと乗り、白くさえ見えますが、ブルームの下には真っ黒で小ぶりな甘い香りの果粒があります


※城の平メルロー、果粒同士が密着していない『バラ房』となっているために、病害もなく黒く健全に熟しています


城の平ヴィンヤードの収穫はここまでで折り返し地点です。残す品種はカベルネ・ソーヴィニヨンで、この品種が面積の内の6割を占めます。例年ですと10月末から11月初旬の収穫となります。このままなんとか健全に収穫を終えたいところです。


※城の平カベルネ・ソーヴィニヨン、収穫まで健全さを保つよう雨の中病果と房にかかる葉を落とします

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